イベント

第29回 名曲コンサート・スペシャル
『第九』演奏会


2014年12月7日(日 )
時間: 開場14:30/開演15:00

開館30周年を記念するスペシャル・コンサートです。筑紫野市では初めての演奏となるベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」に、公募で結成された市民合唱団140人余が挑戦。世界で活躍する人気指揮者・大友直人氏を招き、九州交響楽団に実力派のソリスト5人を揃えた本格的な演奏会です。二度とないビッグなコンサートをお聴き逃しなく!




会場
筑紫野市文化会館 大ホール
出演者
■指揮:大友 直人(おおとも なおと)
 桐朋学園大学を卒業。22歳で楽団推薦によりNHK交響楽団を指揮してデビュー。現在、群馬交響楽団音楽監督、東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団ミュージックアドバイザー。また、2004年から8年間にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を務めた。第8回渡邊暁雄音楽基金音楽賞(2000年)、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)を受賞。

■ヴァイオリン:八尋 祐子(やひろ ゆうこ)
 第26回全日本学生音楽コンクール東日本大会高校の部、第2位。第21回文化放送音楽賞受賞。国立音楽大学を首席で卒業。皇居桃華楽堂にて御前演奏を行う。東京シティフィルハーモニックオーケストラ、九州交響楽団を経て現在、福岡ハイドン弦楽四重奏団第一ヴァイオリン奏者。ゲストコンサートマスター、ソロなど福岡を拠点に活躍している。第1回アジアオーケストラフェスティバルでペトルーシュカのコンサートミストレス、第2回FukuokaオーケストラフェスティバルでR・シュトラウスの英雄の生涯のソロを演奏し好評を得る。福岡女子短期大学音楽科非常勤講師。

■ソプラノ:江田 雅子(えだ まさこ)
 福岡市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を修了。同大学よりアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞し、同声会新人演奏会に出演。大学院在学中に藝大メサイア公演のソリストとしてデビュー。明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生としてドイツ留学、2009年ドイツ国立カールスルーエ音楽大学リート科を修了。10年東京藝術大学大学院博士課程独唱科修了、博士号を取得する。
 これまで、オペラではパーセル「ダイドーとエネアス」、ラヴェル「子供と呪文」など、 宗教音楽ではバッハをはじめ多数のカンタータ、レクイエム、ベートーヴェン「第九」などのソリストとして出演している。ベルリン在住。

■アルト:八木 寿子(やぎ ひさこ)
 福岡教育大学卒業。京都市立芸術大学大学院修士課程を首席にて修了。「フィガロの結婚」「椿姫」「カルメン」などのオペラに出演。モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」などの演奏会にアルトソリストとして出演。第25回飯塚新人音楽コンクール第2位。第17回友愛ドイツ歌曲コンクール第1位、副賞としてウィーンで開催のオーストリア勤労青年同盟主催の演奏会に出演。第14回日本モーツァルト音楽コンクール奨励賞。第9回東京音楽コンクール第1位。第81回日本音楽コンクール入選。現在、神戸市混声合唱団団員、京都女子大学非常勤講師。

■テノール:青栁 素晴(あおやぎ もとはる) 
 福岡県出身。国立音楽大学声楽科卒業。1989年ヴェルディ「オテロ」のロデリーゴ役でオペラデビュー。その後「椿姫」のアルフレード、「カルメン」のドンホセ、「トゥーランドット」のカラフなどを歌う。96年ベルリンに留学。「パリアッチ」のカニオ、「ジャンニ・スキッキ」のリヌッチョを歌い、2000年に帰国。その後、二期会を中心に「イエヌーファ」のラツァ、「さまよえるオランダ人」のエリック、「蝶々夫人」のピンカートン、「西部の娘」のディック・ジョンソン、「オテロ」のオテロなどを歌う。九州交響楽団とは08年「カルメン」のドンホセ、09年「トゥーランドット」のカラフで共演している。

■バリトン: 原 尚志(はら たかし)
 和歌山県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程 オペラ専攻修了。第41回全日本学生音楽コンクール西日本大会1位。第14回日本声楽コンクール2位。芸大オペラ「イドメネオ」アルバーチェでオペラデビュー後、多数のオペラに出演。コンサート歌手としてもモーツァルト「レクイエム」、ベートヴェン「第九」などに出演、好評を博す。
 ドイツリートの演奏法の研究を目的に「福岡ゾリステン」を立ち上げ2013年7月、ドイツ・テュービンゲンでリサイタルを開催するなど、活動の域を広げている。東京二期会会員。日本演奏連盟会員。福岡ゾリステン主宰。福岡教育大学教育学部准教授。

■管弦楽:九州交響楽団
 1953年発足。定期演奏会、天神でクラシックシリーズ、「中学生の未来に贈るコンサート」など、九州唯一のプロ・オーケストラとして福岡県を中心に九州各地で年間約130回の演奏活動を行っている。2013年4月から小泉和裕が音楽監督に就任。また、桂冠指揮者に秋山和慶、首席客演指揮者に小林研一郎を擁している。これまでに、福岡市文化賞、西日本文化賞、文部大臣地域文化功労賞、福岡県文化賞を受賞。

■筑紫野市民「第九」合唱団

プログラム
J.S.バッハ/ヴァイオリン協奏曲 第1番イ短調BWV1041
ベートーヴェン/交響曲第9番二短調作品125「合唱付」
チケット料金
【全席指定】 
一   般 3,000円(当日3,500円)
大学生以下 1,000円(当日1,500円)
 ※大学生以下席をご購入の際は、年齢が証明できるものをご提示下さい。
 ※未就学児入場不可(託児あり/要申込)
 ※前売券完売の場合は当日券の販売はありません。
 ※車いす席をご希望のお客様は文化会館へお電話ください。
託児
対象/満2歳~小学校入学前のお子様(定員15人)
料金/一人につき800円
申込/事前に11月28日(金)までに会館へお電話ください

チケット発売日
2014年9月13日(土)
チケット取扱い
●筑紫野市文化会館
 ・この公演はお電話でチケット予約可能です。TEL092-925-4321
  2週間以内にご購入下さい。

●ローソンチケット Lコード 87431

●チケットぴあ   Pコード 236-736
主催
(公財)筑紫野市文化振興財団 筑紫野市文化会館
後援
西鉄バス二日市㈱、福岡吹奏楽連盟、㈱ヤマハミュージックリテイリング
協賛
筑前グループ〔筑紫ガス㈱、㈲前田商会、㈱一新工業、他5社〕 ㈲岡部三甲堂
その他
終演後、JR二日市、西鉄二日市まで臨時バス(有料)の運行があります

イベントのご報告

当会館の看板イベントで29回目の今年は、スペシャル版ということで「第九演奏会」に取り組みました。
指揮者、ソリスト、管弦楽と超一流の方々を招聘し、市民合唱団(公募)は、14歳から81歳までの女性80人、男性34人に加え、エキストラとして九響合唱団、九州大学男声合唱団コールアカデミーから23人の計137人で結成されました。
チケットは11月下旬に完売し、たくさんのお客様をお迎えすることができました。
指揮は世界でも活躍する大友直人氏に九州交響楽団を迎え、第一部は、八尋祐子さん(ヴァイオリン)をソリストとして、J.Sバッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲」を演奏。「オーケストラとソリストの調和が素晴らしく、とても心地よかった」などの感想が寄せられました。
第二部は、江田雅子さん(ソプラノ)、八木寿子さん(アルト)、青栁素晴氏(テノール)、原尚志氏(バリトン)を迎え、ベートーヴェン作曲『交響曲第9番「合唱付」』を披露しました。「独唱はもちろん、合唱がすばらしく感動した」「全員の目が輝いていた」「今までで一番感動した演奏会」などの感想をいただきました。
出演者の熱演、満員の聴衆の熱い拍手に会場が一体となり、開館30周年記念事業の最後を締めくくるにふさわしい演奏会となりました。